ふと立ち止まり、
手を触れて、その物語に想いを馳せてみる。
その先にゆったりと広がるもう一つの世界。
そこはやわらかな木洩れ日で満たされていた。

enter

SHOW ROOM OPEN:毎月第4日曜日 10:30〜17:00
HALF MOON FURNITURE WORKSHOP (ハーフムーン ファニチャ ワークショップ)
横浜市青葉区寺家町にある家具工房。家具修理やオーダー家具を設計・製作しています。

チーク材のキャビネット

キャビネット

キャビネット:W1550xH850xD425  チーク無垢材+突板 ラッカー仕上げ

 

 

先日納品したTVボードのお客様より、引き続きキャビネットの製作をご依頼頂きました。

お客様との出会いは今年の3月。わたしたちのホームページを見てお問い合わせいただきました。キャビネットをお探しとのことで、既製品で思うサイズのものや仕様がなく、知り合いの方に”オーダーしちゃったら?”とアドバイスされたことがきっかけとのことでした。

わたしたちのような個人の注文家具工房は人目のつかないところで、ひっそりと製作しているため、なかなかわかりにくく、頼みにくい雰囲気もありますが、お客様より直接ホームページから問い合わせやご依頼をいただけるのはとても嬉しいことです。

少しずつではありますが、ホームページや雑誌の記事などで個人のお客様に知っていただけることに感謝しつつ、知っていただく機会をふやす工夫をしなければなぁと思う日々です。

 

 

今回ご依頼頂いたキャビネットはTVボードと同じ、チーク材での製作となりました。

木目を基調としたシンプルな形とし、ハンドルはお客様のご自宅のほかの家具の雰囲気と合うよう、ホワイトブロンズにしています。ここ最近チーク材での製作が続き、だんだんとチーク材の特性を理解すると同時に自然素材ならではの奥深さに改めて驚きます。ガウディの言葉「人は創造しない、自然の中から発見するだけ」... ふと思い出しました。

 

いつもそうですが、製作中はご依頼いただいたお客様の家の風景が頭の片隅にずっとあります。以前、チークの材料を見に行ったときに、キャビネットの扉の木目は縞のあるはっきりとした板目と考えていましたが、設置される部屋の雰囲気を考え、最終的にはもう少し柔らかい木目を選びました。こうやって、お客様の雰囲気に合う家具になるよう製作していくことは楽しい作業です。

 

 

一言に家具といっても色々なものがあり、それぞれに大切な役割を持ちます。

キャビネットはものを収納する機能をもちながら、お部屋に色を添えるものだと思います。

設置したときに、お客様が「なに飾ろうかな。」とおっしゃっていた言葉。好きな絵や写真、お花や陶器を置いたり...想像しただけで楽しくなります。そんな空間つくりのお手伝いができ、製作から納品までとても貴重な時間となりました。

ありがとうございました。

 

kumiko

言葉のちから

インスタグラムを見るともなく見ていると、子供がうたう歌にどきっとして目が止まった。

 

”ありさんとありさんとこっつんこ。あっちいってちょんちょん こっちきてちょん。”

 

これだけシンプルな言葉で、誰もが知っている光景を浮かばせる。なんという描写力だろう。

 

普段なかなか目が向かなくなっている世界や、思い出すことがなくなっている風景をふと思い起こさせてくれる言葉の表現。

好きだなあ。

 

takashi

6月の工房オープン日変更のお知らせ[ open:6/18(日) close:6/25(日) ]

毎月第4日曜日を工房オープン日としておりますが、

誠に勝手ながら、今月のオープン日は、6月18日(第3日曜日)に変更させていただきます。

こちらの都合で大変恐縮ですが、6月25日(第4日曜日)はお休みとなりますのでご了承下さい。

家具のご相談や打ち合わせをご希望の方は、事前にご予約いただければオープン日以外でも承りますので、お気軽にご連絡いただければと思います。

 

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP
OPEN : 6月18日(日) 10:30〜16:00
 
家具のご相談や工房にご興味がある方は、是非お越しください。

お待ちしております。

 

※一部の展示品を現品販売しております。

すべて一点ものになりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

salus 6月号

東急電鉄沿線雑誌 『salus』の6月号でHALFMOON FURNITURE WORKSHOPをご紹介していただきました。

今回はパン屋さんの特集。

街散歩特集では、ここ青葉台周辺の食べ物屋さんなどが紹介されています。

 

オーダー家具工房は普段なかなか遠い存在に感じると思いますが、もう少し多くの方に知ってもらい

ものづくりにが身近になる工夫をしていければなぁ…と日々思います。

生活の場に近い「salus」に紹介いただき、少し違う風が吹けば嬉しいです(^^)

 

機会があれば、ぜひご覧ください。

 

salus

「salus」6月号

 

 

チーク材のTVボード

TVボード、チーク家具

TVボード:W1750xH485xD460  チーク突板材+無垢材 ラッカー仕上げ 

 

 

チーク材のTVボードを製作させていただきました。

ご依頼いただいたお客様のご自宅は、ダイニングにはナラ材の食器棚やテーブル、椅子。

お客様の好みをお聞きしつつ、そのお部屋とお客様の雰囲気に合うものを暫く考えました。

ナラかウォールナット。。。それともチークか。。。

今回は、TVボードの樹種は「チーク材」をご提案させていただきました。

 

機能を満たした、シンプルなもの。
木目にはこだわりたかったので、今回は材料屋さんの倉庫までチークの材料を選びに行きました。

片っ端から材料をひっくり返し、木取りしていく私たちに、材料屋さんは苦笑しつつも親身になって対応してくれて、今回はとても気に入った木目の材料で製作に取り組むことができました。私たちはお客様のご要望を元に、家具を形にしていきますが、信頼できる材料屋さんや塗装屋さんなど意識の高い、各分野のプロの方たちの協力があってこそ、最終的にお客様の手元に届けられる家具の形になるのだと改めて思います。

 

チーク材

 

 

CDやDVDを収納できる仕様がご希望だったため、左右は引出しで中央はAV機器が入る部分で、引き戸になっています。引出しはCDとDVDが入るよう仕切りを入れ、更に小さな引出しを設け、生活の中で出る雑多なものを収納できる仕様にしました。

 

 

チーク材TVボード

 

生活に寄り添う家具。

置かれた空間に馴染み、少しでも生活空間が魅力的になるお手伝いがこれからもできればと思っています。

 

kumiko

 

 

 

高橋昭子展[CLAY WORKS]

                               

 

 

川の探検家のおじさんに出会った。

なぜ彼が探検家だとわかったかというと、首から小さなボートの首飾りを下げて(首飾りとしては大きかったかもしれない)、「ぼくは探検家だ」「今日は漕ぎ出すのに最高の日だ」と外国語でプリントされた、よれよれのTシャツを着ていたからだ。

 

その探検家のおじさんは、毛糸の帽子をかぶって遠くの川を見ていた。たぶん。そこに川はなかったから、本当のところはわからないけれど、たぶん川を眺めていたんだと思う。首からボートを下げていたし、Tシャツには「今日は漕ぎ出すのに最高の日だ」と書いてあったから、僕はそう思った。丸い眼鏡の奥で、優しいような、悲しいような目をして、なんにも言わず、ただ静かに川を眺めていた。

 

おじさんのそんな姿をしばらく見ながら、ぼくは想像していた。おじさんはボートに乗って川を探検したことなんて、本当は一度もないのかもしれないと。いつも探検家のTシャツを着て、一人森を歩いて、川の見えるところまでは来るのだけれど、そこまで来ると足を止め、あの静かな目で川を眺めて、でも川には降りられず、来た道を引き返してしまう。そんなことをもう何十年も繰り返している。

 

探検家ってどんな仕事だろうか、と考えてみる。知らない世界を旅してきて、その世界を物語にして僕たちに話して聞かせてくれる仕事。だとしたら、おじさんはその佇まいとあの眼差しだけで、間違いなく本当の探検家なんだと思う。

 

その姿をしばらく見ていただけで、知らないところを旅をしてきたような、それくらいたくさんの風景を見られたような気がする。

 

takashi

5月28日(日)工房オープン致します

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP
OPEN : 毎月第4日曜日 10:30〜16:00
 
今月も工房オープン致します。
家具のご相談や工房にご興味がある方は、是非お越しください。

お待ちしております。

 

※一部の展示品を現品販売しております。

すべて一点ものになりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

キッチン収納、玄関収納

最初に工房にお越しいただき、ご自宅マンションのリフォーム工事に合わせての造作家具製作のご相談をいただいてから半年近くのプランのやり取りを経て、キッチン背面の収納家具、玄関収納を納品させていただいた。

 

玄関収納 オーダー

 

不思議なことに、ゆっくりとしたペースで時間を置きながらやり取りを進めていくうちに、実際にお会いする回数以上にお客様の大切にされていることが自然に感じられるようになり、お客様にも僕たちの価値観が伝わっているなと感じることがある。

オーダー家具のようにそれぞれのお客様のご要望、用途に合わせて、実体のないものをプランし、作り上げていく場合、お互いの信頼関係が築けるかどうかがとても重要になってくると思う。

そういう意味でも今回は、お客様のご要望と僕たちが良いと思うものがいいバランスで融合できて、この出会いの中でしか出来得ないものになったと実感できる製作になった。

 

キッチン収納

 

玄関収納

 

 

取り付けの日、

家具がやってくるのをとても楽しみにしてくれていたお子さん。取り付け作業中もウキウキした様子だったけれど、

 

作業が終わるまでは待ちきれず、

 

 

寝ちゃった。

 

takashi

2016 寺家回廊のこと

毎年10月にここ寺家町で開催される「寺家回廊」。

寺家町に点在する工房やアトリエ、ギャラリーが同時に展示を行い、近隣の方や、ものづくりに興味のある多くの方がたに毎年お越しいただいています。イベントの中で、全ての会場を訪れた方の中から抽選で、参加するそれぞれの作家の作品が当たるという企画があります。

 

先週、昨年10月に私たちの作った"木の小物"が当たったという年配の女性が工房を訪れてくれました。

わたしはちょうど不在で、残念ながらお会いすることはできませんでした。。

主人曰く、わたしたちの作ったものが届き「とっても嬉しくって嬉しくって。」お礼にと、保湿用クリームと裁縫に使う針刺を手作りして、奥様にと、わざわざ届けてくださったとのことでしてた。

 

 

日々の作業のことを思い、選んでくれたクリーム。丁寧に作られた針刺し。

とっても暖かな気持ちになりました。大切に使わせて頂きます。

直接お会いし、お礼をいうことができずに残念でしたが、また寺家回廊でお会いできるのを楽しみにしています。

 

一年に一回の寺家回廊。

日々の仕事ではお会いする機会のない人たちとも、色々なことをお話できるこの機会は製作の糧になります。

 

kumiko

 

 

 

 

Mobile Drawer

現在、開催中のミラノデザインウィーク。super studio内のbudbrandの展示ブースに、茅ヶ崎松尾建設とHALF MOONのコラボレーション作品「Mobile Drawer」を出展しています。

茅ヶ崎松尾建設の多大なご支援のもと、この展示会に出展する機会をいただきました。

 

今年のbudbrandの展示作品テーマは「モバイル(=可動性)」。

このテーマに沿った作品をプラン、製作し、出展するというもの。

昨年末から、松尾建設の青木社長とアイデアを出し合い、打ち合わせを重ねてきた。ラフプランを作り、一つの方向が見え始めたところで煮つまり、立ち止まり、いまひとつ抜け出せないでいた時、青木社長の「引き出し、持ち歩けたら面白いんじゃない?」という一言から一転、一気に走り始めた。

普段家具として使っている引き出しを時にカバンとしてそのまま持ち出せたら、効率的でありながら、ちょっと楽しくなるような可笑しさのあるものになるのではないかというアイデア。それを日本の伝統的な家具で、軽さが一つの特徴である桐たんすの要素と融合し、木製引き出しでありながら、カバンとして持ち歩けるほどの軽さを実現した。

本体形状はカバンとして持った時に体になじむよう曲面にして、さらに持ち運び用の本体天面と底面にヌメ革を貼り、体へのあたりが柔らかくなるようにしている。

引き出しつまみを回すと、両側から金物が出てきて、引き出しが開かないためのストッパーとなり、そこに革ベルトを通して持ち歩くというもの。

 

ミラノサローネ モバイル引き出し

 

ミラノサローネ mobile drawer

 

ミラノサローネ モバイル引き出し

 

ミラノサローネ mobiledrawer

 

ミラノサローネ mobile drawer

 

ミラノサローネ mobile drawer

 

ミラノサローネ mobile drawer

 

今回、工房での製作の都合で、どうしても現地に行くことはできなかったけれど、この機会に多くの人に見て、触れていただければ嬉しい。

 

takashi