ナラ材TVボード製作

TVボード ナラ材

 

既製品を買うつもりで探していたけれど、なかなか思うようなものにめぐり合えず、オーダーのお問い合わせをいただくことが少なからずある。

今回もそのような経緯でのご相談が始まりだった。

 

TVボード、というだけであれば既製品でもあらゆるサイズ、デザインのものが売られている。お客様はご自宅を購入されてからしばらくの間、リビングに合いそうな一台を探されていた。ある程度イメージに近いものはあったようだけれど、壁面のコンセントや壁掛けテレビの配線等どうしても綺麗に収まらない点があった。

 

打ち合わせの中で機能的なご要望、デザイン的な好み、リビング空間でのご家族の過ごし方等さまざまなお話をお伺いした上でデザイン案を作成し、ご提案させていただいた。

明るくすっきりとしたリビング空間の中で、シンプルだけれど存在感のある家具にしたかった。無垢材の質感を前面に出しながらも形は柔らかく、重たい印象になり過ぎないように。

小さなお子さんがその前でおもちゃを広げて自由に遊んでいる。時には傷つけることもあるかもしれない。ご家族の様々な記憶を刻みながらずっとそこにある家具になって欲しいと思いながらプランをつめていった。

 

お客様ご家族も、オーダーを進めていく過程をとても楽しんでくれていたことが何よりうれしかった。製作中もご家族で工房に遊びに来ていただいた。もちろんご希望に沿ったデザインや機能を備えたものができるというのはオーダー家具の大きな魅力ではあるけれど、作り上げていく過程を楽しめるというのが一般的な買い物とは大きく違う、オーダー家具の最大の魅力だと思う。そしてそれは出来上がった後もそのものに宿る物語の一部になると信じている。

 

TVボード ナラ材

 

TVボード ナラ材

 

TVボード ナラ材

 

この家具がご家族の日常と共に魅力を増していってくれると良いと思う。

 

takashi

6月23日(日)工房OPEN致します

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP

OPEN : 毎月第4日曜日 13:00〜17:00

 

今月も工房オープン致します。

小さなスペースですがオリジナル家具の展示をご覧いただけます。

家具のご相談や工房にご興味のある方は、お気軽にお立ち寄りください。

 

お待ちしております。

 

※一部の展示品を現品販売しております。

すべて一点ものになりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

BlueDOOR coffee たまプラーザ店

ブルードア

 

わたしたちの工房から少し歩いたところに、とても雰囲気のいい小屋がある。

自家焙煎コーヒー店「BlueDOOR coffee」。

 

BlueDOOR coffee 2号店をたまプラーザでオープンしたく、全体のお店つくりを同じ寺家町でものづくりをしているHALFMOON FURNITUREにお願いしたい、というお話しをある日いただいた。ここ「寺家町」は里山が広がる田園風景が今も残っている地域で、同じ場所に工房を構えている私たちに声を掛けていただいたことがとても嬉しく、お話しを受けてお店つくりがスタートした。

 

BlueDOOR coffeeの店主と話をしていく中で、お店全体を「素材の質」を生かした仕上げとした。具体的にはカウンターなどの家具は無垢材、壁は漆喰、椅子の座面は本革、アクセントに真鍮。どれも経年変化で味わいが出てくる魅力的で深みのある素材だ。今の流行にとらわれない、質の高いものをシンプルに取り入れる、取り繕うことのないストレートな素材の使い方を好んだBlueDOORの店主。本質を追うBlueDOORの考え方が、少しでもお店の内装で表現できればと思いながら具体的なプランを進めていった。

 

たまプラーザのお店はオープンなキッチンスペースにカウンター席があるシンプルな構成。オープンキッチンの顔となる吊収納はワイルドな節があるウォールナット無垢材で製作。そして各カウンターの天板は節ありナラ無垢材で作り、それぞれワイルドな木目生かしつつ品のある家具になるよう仕上げていった。

 

bluedoorcoffee

 

客席カウンター側の壁一面には漆喰の表情が出るよう蝋燭を灯す燭台のようなイメージで照明を配置し、台座はお店全体の雰囲気に馴染むようデザインし製作した。そして、お客様が座るスツールはできる限りコンパクトにしつつ、座り心地のよい形を追求した。空間全体を考えながら、一つ一つ詳細を考え製作する作業は緊張感がありつつ、楽しい日々となった。

 

カウンタースツール 照明

 

出来上がったお店はとてもシンプルですが、こだわった一つ一つの要素が関連し合い、素材のもつ力のお陰でなんとも落ち着いた雰囲気の空間になったと思います。

 

先日、お店に伺ったら照明スタンドや植物、古いワイン樽をリメイクして作られたテーブルなどがバランスよく配置され、古いものと新しいものが融合したBlueDOOR coffeeらしい色のあるお店になっていた。

 

作り手がお客様に合うようシンプルに作り、それにお客様が色を添えていく。

家具や住宅、そしてお店を作り上げていく一つの理想の形だと思った。  kumiko

 

 

「BlueDOOR coffee たまプラーザ店」

神奈川県横浜市青葉区美しが丘2丁目17−12

HP : bluedoorcoffee360.com

5月26日(日)工房OPEN致します

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP

OPEN : 毎月第4日曜日 13:00〜17:00

 

今月も工房オープン致します。

小さなスペースですがオリジナル家具の展示をご覧いただけます。

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お待ちしております。

 

※一部の展示品を現品販売しております。

すべて一点ものになりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

4月28日(日)工房OPEN致します

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP

OPEN : 毎月第4日曜日 13:00〜17:00

 

今月も工房オープン致します。

小さなスペースですがオリジナル家具の展示をご覧いただけます。

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3月24日(日)工房OPEN致します

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP

OPEN : 毎月第4日曜日 13:00〜17:00

 

今月も工房オープン致します。

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2月24日(日)工房OPEN致します

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP

OPEN : 毎月第4日曜日 13:00〜17:00

 

今月も工房オープン致します。

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1月27日(日)工房OPEN致します

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP

OPEN : 毎月第4日曜日 13:00〜17:00

 

今月も工房オープン致します。

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ソファ

 

ソファ ミナペルホネン

ソファ ナラ材 W1800xD800xSH380


以前、ダイニングセットを製作させていただいた際にご相談いただいていたソファが完成した。

 

ダイニングセットは、ご自宅マンションをリフォームされたタイミングで製作させていただいた。リフォームの際、すでに独立されていた息子さんの部屋をつぶしてしまい、時々帰って来ても寝る場所がなくなってしまったため、リビングのソファは、ベッドとしても使えるフラットな座面のものにしたいとのご要望だった。

 

ダイニングセットと合わせたナラ無垢材のフレームのベンチ型で提案させていただいた。ソファはクッション部分の面積が大きいため、使う生地によって印象が大きく左右される。リビング空間の中にしっくりと馴染みながらも、特徴的な存在にしたかった。

お客様ご夫婦と一緒にショールームにも出かけ、実際の生地を見て触って、ミナペルホネンのタンバリンで製作することに決めた。

 

完成したソファを設置すると、広々として明るいリビングに落ち着きが生まれた。ミナペルホネンの生地が品の良い色味と質感を持ち、独特の存在感を放っていた。

 

ソファ ミナペルホネン

 

ソファ ミナペルホネン

 

ソファ ミナペルホネン

 

コーヒーを淹れていただき、いろいろなお話をしながら過ごす時間がとても居心地良く、この日もすっかり長居してしまった。

 

takashi

 

 

猫拾う

 

なぜか僕は猫の死に目によく会う。

車で走っていると道の真ん中に猫が倒れている。道を横切ろうとした猫が、僕の前を走っている車に目の前ではねられたこともある。道の真ん中だし、そのまま立ち去るのも気が引けて車を停めて近づいてみる。いやだなと思いながら。生きていたらいやだなと。でもいつも、まだ生きている。生きてはいるけれど助かる可能性は間違いなく無い。ただ、道の真ん中ではいくらなんでもかわいそうなので、端に寄せて、死ぬまで待つことにしている。お腹でもさすりながらただ死ぬのを待つことにしている。高校生の頃だったか、近所のおばさんがそうしていたところを見て以来、真似しているだけだけれど。

 

今年の春、それと逆のことが起こった。そしてこんな時こそどうすべきなのか、難しいと思った。

工房への帰り道、たまたま立ち寄った畑道の自動販売機。畑の方から仔猫の鳴き声が聞こえていた。野良猫の仔かと思い、見回してみたけれど姿が見えない。でも間違いなく近くにいる。水路にでもはまって鳴いているのかと思い、覗いてみたけれど見当たらない。ふと畑脇の側溝に目を向けると、手提げ袋が目に入った。嫌な予感がした。このまま立ち去ろうかとも考えたけれど、袋を開けて覗いてしまった。

 

 

見たこともないくらい小さな(ネズミぐらいの)三毛の仔猫が鳴いていた。目も開いていない。この後、雨になるという予報。やっぱり見なければ良かったとも思った。これが野良猫の仔で母親が近くにいたとすれば、例えこのままでは生きられないだろうと思ったとしても、わざわざそこから連れ去ることはしない。でも、これは明らかに人が捨てた仔猫。間違いなくこのままでは近いうちに死ぬ。きっと一晩で死ぬ。とにかく連れて帰った。連れ帰ったは良いけれど、どうしよう。。元気よく鳴いてはいるけれど、ミルクも飲まない。猫を飼っている友人に相談したところ、生まれたての仔猫を育てるのは難しいとのことで、獣医さんに相談してみたほうが良いと紹介してもらった。一晩なんとか面倒を見て翌朝、友人から紹介してもらった「さかい犬猫クリニック」に連れて行った。とても親切な獣医さんで、自分のことのように考えてくれた。今のところ健康に問題はなさそうだけれど、やはり小さすぎて人の手で育てるのは難しく、子育て中の猫に混ぜてしまうのが一番良いのではないかという。知り合いの保護団体にあてがあるとのことですぐに連絡を取ってくれて、無事に受け入れてもらうことができた。それでもちゃんと育ってくれるかどうかはなんともいえないというけれど、とりあえずはほっとした。さかいさんは診察代も受け取らなかった。

 

それにしても、どういう事情で捨てたのかは知らないけれど、どうしてあんな誰にも発見されそうに無い場所をわざわざ選んだのだろうか。いざ捨てようとすると人目が気になって、だれも通らない畑道を進んだのか。その場から立ち去るときどんな気持ちだったのだろう。この後雨の予報。ダンボールでもなく、紙袋でもなく、ただのビニール袋でもなく、ビニールでコーティングされた手提げ袋に入れて口をしっかりと折り返していたところを見ると、雨にぬれてしまってはかわいそうという気持ちがあったのだと思う。心を痛めながらその場から逃げるように立ち去ったのか。たぶん気になって様子を見に戻ってきたことだろうと思う。そして袋がなくなっていることに気付いて、安心しただろう。でももし、僕が拾っていなかったら、いたたまれなくなった飼い主が思い直して親猫のところに連れて帰っていたかもしれない。もしそうならそれが仔猫にとっては一番良い結果になったのではないかとも思う。そう考えると僕が連れて帰ったことを後悔する。放っておけずに持ち帰ったものの、結局どうすることもできず僕がまた捨てに行かなければならないということだってありえたかもしれない。自分で責任を持てないことをするべきではないのか。考えるほど、気持ちの良いものではない。

 

 

あれから半年、保護団体スタッフの方々の献身的なお世話のおかげで無事に離乳して、手を上げていただいた里親さんの元に渡り、家族の一員として元気に育っている。

たまたまが繋がってなんとかなったけれど、そうでないことがたくさんあるんだろうと思う。

 

 

takashi