想いの詰まった古い文机

お父様が愛用されていたという古い文机。

かなり傷んではいるけれど、どうにか再生させることはできないだろうかというご相談をいただいた。

そのものに詰まっている想い、それに勝る価値はないと思う。

 

現状を確認すると、引出し下の桟が折れていて、机全体がしなっているような状態だった。

もともとの天板は薄い合板製で、痛みがひどかったので、チェリー無垢材で作りかえ、

引出し下の桟も新しい材料で作り直し、交換することにした。

一度バラバラに解体して、新たに製作したパーツを組み直し、着色してもとの色と合わせていく。

 

 

 

 

 

 

 

受け継がれていく人の想い。その過程でほんの少しお手伝いできたことを嬉しく思う。

 

takashi

 

instagram 始めました。

現代の早い流れになかなか乗れないわたしたちですが、今日から"instagram"をはじました。

 

家具の製作をしていく中で、わたしたちの想いを伝えることができるのはブログではないかと思い、

この4年間ブログを中心にHALFMOON FURNITUREについて色々伝えてきましたが、もっと気軽に日常の製作や感じたことを伝える場があってもいいのではと思い、"instagram"を始めることにしました。ブログとはまた違い、写真を中心に"instagram"でお伝えできればと思っています。

 

instagram: 「halfmoon.f」です。

 

 

また、無垢の木や、革、真鍮など、時間が経つことで味がでる素材を中心に、生活の道具をonline shopにて販売する予定です。

詳しくはまた後日お伝え致します。

 

今後ともHALFMOON FURNITURE WORKSHOP をよろしくお願い致します。

リビング壁面収納

リビングルームに巾1800x高さ2400の壁面収納を製作させていただいた。

テレビボード、オーディオラック、レコード収納棚を兼ねた大型家具。

庭に面したリビングの印象は、雨の日に本を読みながらのんびり過ごしたくなるような空間。

シンプルで機能的でありながら柔らかい雰囲気の家具にしたかった。

 

 

リビング壁面収納

 

リビング壁面収納

 

納品後にお客様からのメールで、リフォーム工事を経て広くなったリビングスペースにこの家具が入ったことで中心ができて、空間にメリハリがついたとのご感想をいただいた。なるほどと思う。それは生活空間における家具の一つの大きな役割だと改めて気付かされた。もちろん家具そのものの使い勝手の良さや見た目、インテリアとして空間に合っていることはもちろん重要だけれど、それ以上にそこにその家具があることで空間の中で人がしっくりと落ち着き、生活がより心地良いものになってくれたらそれ以上のことはない。それも家具で空間全体をつくる一つの形なのだと思う。

 

takashi

3月26日(日)工房オープン致します

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP
OPEN : 毎月第4日曜日 10:30〜16:00
 
今月も工房オープン致します。
家具のご相談や工房にご興味がある方は、是非お越しください。

お待ちしております。

 

※一部の展示品を現品販売しております。

すべて一点ものになりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

菊地成孔ペペ・トルメント・アスカラール

久しぶりにblue note tokyoに出かけた。菊地成孔ペペ・トルメント・アスカラールを聴きに。

 

それにしても今月のブルーノートはすごい(少なくとも僕にとっては)。最初はBuikaの公演が1日だけあることを発見、これは絶対に行かなくてはと思ってスケジュール表をなんとなく見ていると、なんとその前日まで3日間Roy Hargrove、翌日からは2日間、菊地成孔ぺぺ・トルメント・アスカラールの公演予定が入っているではないか。。全部行きたい。。でも、連日では記憶が薄まるからBuikaだけにしようと興奮気味の僕に対して妻は、いいよ、とは言いながらもなんとなく覚めた様子。あれ、と思い、よくよく聞いてみると実は菊地成孔を聴きに行きたいのだという。そうかと思う。ぺぺ・トルメント・アスカラールは僕にとっても、数ある菊地成孔のプロジェクトの中でも一番好きなバンド。あっさり予定変更。ぺぺに決めた。

 

僕にとっては二度目、妻にとっては初めてのぺぺ・トルメント・アスカラールのライブ。以前観たオーチャードホールでのライブは素晴らしく音が良かった。11人編成の複雑に絡み合う全ての楽器の音がはっきりと聞こえていたのを覚えている。

今回はブルーノート。狭い会場で見られるのもとても楽しみだった。会場に入ると平日の1st setだったということもあり、菊地成孔のライブとしては珍しく空席が目立っていた。一番安い自由席で予約していたけれど、空席があったのでプラス¥1,000払ってステージ前のアリーナシートへ。

11人がずらりとステージに上がる。このバンドのそうそうたるメンバーの中でも群を抜いた演奏力の持ち主、日本を代表するパーカショニストの大儀見元さんも復帰している。しばらく固定されていなかった(お金がなくて雇えなくなっていたらしい)1st,2ndバイオリン、ビオラ、チェロの4人のストリングスも今回のツアーから再び正規メンバーとして固定されたという。菊地さん曰く、バンドはとてもいい状態だそう。

 

一曲目からすっかり引き込まれていた。曲目は「南米のエリザベステイラー」以降4枚のアルバムからの抜粋。聴きたいところが次々と演奏された。

それにしても菊地成孔は日本人のジャズミュージシャンとして、世界のどんな巨匠たちと並んでも引けを取らない唯一無二の魅力を持った稀有な存在だと思う。決して世界の一流とは言えない彼自身のサックスの演奏力や歌唱力さえも魅力的に感じさせるほどの独自の世界観を表現できる作曲、構成、アレンジ力、アイデア。世界中の音楽の要素を日本人として取り込み、緻密に作りこんでまとめ上げたクオリティの高さ。全ての楽器の魅力がそれぞれ活かされながら一つの世界が作り上げられている。

ラテンのリズムを生み出す2人のパーカッショニストの目の前でクラシック出身の弦楽四重奏団が演奏していて、それらがどちらかのカテゴリーに寄るというのではなく、全く別次元で融合しているバンドなんて世界中探しても他に無いのではないかと思う。

アンコールを含めて1時間半ぐらいだっただろうか、終始、聴き惚れ、見惚れ、心から思った。格好良い。

 

takashi

 

木のトレー

木のトレー

 

3年も前から「作ってよ」と言われ続けていた木のトレーをようやくお届けすることができた。

ずっと気にはなりつつも、なかなか形にできずにいた。

お客様はものに対するこだわりがとても強く、本当に気に入ったものを使いながら、日常の時間を大切にされている方で、特に食事に対する姿勢はとても丁寧で、味はもちろん、器、盛り付け、配置全てに気を配った食を日々大切にされている。

 

和にも洋にも合うもので、お盆というよりはランチョンマットに近いものがご希望だった。

イメージして、試作をしてみるとどうも違う。その度に向かう方向を見失い、なかなか見えてこないまま時間ばかりが過ぎていった。その間にも何台かの家具を作らせていただき、食事をご馳走になり、奥様のお気に入りの器などを見せてもらいながら色々な話をしてきた。そしてメープルのダイニングテーブルを作らせていただいた。ここに並ぶ6枚のトレー。材料はウォールナットに決めた。

日々使うもの。奇抜なものはいらない。料理を飾るフレームのようなもの。材料の風合いを活かしたシンプルなものにしたかった。

 

ようやく完成した木のトレーを納品した時のお客様の喜び方は特別だった。これまで家具を作らせていただいた時も、いつも心から喜んでいただいてきたけれど、それ以上だったように思う。

 

木のトレー

 

木のトレー

 

しばらく経ってご主人から伺った話しによると、奥様はご主人が大切にされている車にキズをつけても全然気にしないのに、このトレーに関してはほんの小さなキズも気にしてるとのこと。まあまあ、使っていればキズはついて当然なので、あまり気にしすぎないでいただきたいけれど、そこまで気に入っていただき、大切にお使いいただいているということが本当に嬉しかった。

 

takashi

 

2月26日の工房オープンはお休みとさせていただきます。

誠に勝手ながら2/26(日)の工房オープンは、工房の製作状況によりお休みとさせていただきます。

 

家具に関してご興味のある方は、事前にご連絡をいただければ2/27以降に展示品をご覧いただき、

ご相談をお受けできるよう日程調整いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんがどうぞよろしくお願い致します。

 

3月以降は通常どおりオープン致しますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

畳ベッド

椅子の生活をしているけれど、寝るときは畳に布団がいい、という人は結構多いのではないかと思う。

今回のお客様も和室はないけれど、畳の上で布団で眠りたいとのことで、セミダブルサイズの畳ベッド製作のご依頼をいただいた。

 

畳ベッド ウォーツナット

 

畳をベッドに使う場合、従来の藁床の畳だとカビやダニなどが発生するリスクが高くなるため、畳床に檜チップを使用し、天然素材の柔らかさと耐久性を両立するように開発された畳をベッドサイズに合わせて特注した。

布団の場合、マットレスのように厚みが出ないため、ヘッドボードを含めて全体の高さを低めに抑えたデザインでまとめることができた。

 

畳ベッド ウォールナット

 

畳ベッド ウォールナット

 

思えばちょうど2年前の工房オープン日に初めてお越しいただき、ダイニングセットのご依頼をいただいてから、一つずつ家具を作らせていただいてきた。実際に使いながら繰り返しオーダーいただけるというは本当にありがたく、作り手としてとても幸せなことだと、つくづく思う。

 

takashi

 

1月22日(日)工房オープン致します

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP
OPEN : 毎月第4日曜日 10:30〜16:00
 
今月も工房オープン致します。
家具のご相談や工房にご興味がある方は、是非お越しください。

お待ちしております。

 

※一部の展示品を現品販売しております。

すべて一点ものになりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

凍る

今朝の工房はキリッとした寒さだった。

 

コーヒーを淹れようと、水道をひねる。

出ない。

おお、

凍ってる。

 

これまで寒さが今ひとつ物足りなかっただけに少し嬉しくなった。

そういえばと思い、池を覗く。

 

 

 

やっぱり。凍っていた。この冬初だ。

いつものように小石を投げてみる。

ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょっぴょっぴょっ。

凍った池全体が共鳴するような心地よい音。

 

ふと思う。この氷結構厚いんじゃないか。乗ってみたい。

池に降りて日にあたっていないところを選んで片足を踏み込んでみる。いけるかも。

体重を乗せてみた。

 

バシャっ

 

嵌った。冷たい。こんなに簡単に割れるとは。。

もう少し寒い日が続いたらもう一度試してみようと思う。

 

takashi